【訪問診療をはじめるために】知っておきたい5つの豆知識

こんにちは。事務部の畑です。桜が芽吹き、春を感じる季節になりましたね。今回はご家族様、ケアマネジャー様より良くお問い合わせをいただくご質問についてまとめてみました。

➊「どういう状態であれば、訪問診療に来てもらえるのか?」

主には【通院が困難な患者様】が対象となります。

ご家族様、ケアマネジャー様より「今まで頑張って病院へ通院していたが、歩くのが大変になって、病院の主治医の先生から訪問診療を勧められました」というご相談を多く頂きます。また最近は「障がいがあって病院に通うのが大変なので、訪問診療してほしい」という親御様よりご相談頂くこともあります。

通院が困難になる理由として、老々介護またはご家族様が遠方で通院介助の負担が大きい等、歩行などの状況だけではない場合もございますので、ご相談下さい。

今までの病院でもらっていたお薬や病院の外来での処置を当院でお引き受けできる場合は、現在の主治医の先生より作成頂く診療情報提供書(紹介状)を通じてご病状や処方を確認し、当院にてご対応できるよう調整して参ります。

➋「今通っている病院に通いながら、訪問診療は来てもらえるのか?」

大きな病院に通われている場合「いろんな科にかかっていて、○○科はまだ通いたい」という場合もあります。そのようなときは当院では「併診」(すでに通院されている病院と当院の各医師が定期的に診察をすること)として、今までの病院の先生と連携を取りながら、定期訪問を開始いたします。

❸「すぐに訪問してくれるのか?」

相談員よりご本人様のご病状や歩行状態などADL(日常生活動作)を伺い、当院医師が緊急と判断した場合は早急に、またご家族様ご同席をご希望の場合はご都合を伺いながら、初回の訪問診療日を決めていきます。初診以降は定期訪問を継続していただくことが必要になります。

➍「往診と訪問診療って何が違うの?」

訪問診療・・定期的に計画的に訪問して診療を行う

往診・・患者様のご希望あって訪問して診療を行う

という違いがあります。訪問診療では月1~2回の定期訪問が基本となり、24時間365日対応にて臨時での往診を行います。

くわしくは こちら

➎ ご自宅での介護、医療がはじめてのご家族様より「ケアマネジャーがいないと、訪問診療は難しい?」というお問い合わせにつきまして

訪問診療は基本的に医療保険での診療になります為、ご本人様、ご家族様より直接ご相談をお受けすることが可能です。また、ケアマネジャーがいらっしゃる場合は、ケアマネジャーを通じてのご相談がスムーズです。

ケアマネジャーご不在の場合、ご状況に応じて介護用のベットのレンタル等、介護保険サービスが必要となる場合は、当院相談員より介護保険申請方法からご説明いたします。

訪問診療なんてはじめてで、どうしたらよいかわからない」と不安に思われるかもしれません。

当院は相談員3名で、ご相談しやすい体制を目指し、分かりやすい説明を心掛けております。

将来訪問診療を検討されたいという場合も、丁寧にご説明いたしますので、お気軽にこちらまたはお電話よりお問い合わせ下さい。

お待ちしております。

十九浦院長・浅川看護師 患者様宅への訪問時の様子