【地域連携室】訪問診療を希望される方へ、当院からケアマネジャーへ伺いたい事 2選

こんにちは。

いつもお世話になっております、地域連携室の宮田です。

うだるような暑さが続いておりますが、皆様ご体調は如何でしょうか。

さて今回は訪問診療を希望される方がいらっしゃった場合、ケアマネジャー方にお伺いさせて頂きたい事についてその中でも2つ、記載させて頂ければと思います。

基本的にお問い合わせを頂いた際は、連携室の相談員が当院の受付表を用いてご本人の名前などをはじめ、ベースとなる情報を確認させて頂きますが、ご本人の病気や状況によっては、より支援をスムーズに行っていく為に以下の情報を追加で伺わせて頂いております。

独居の方の場合、その方に万が一の事があった場合なども考慮して支援を行っていく必要性があります。

その為、キーパーソン(ここで言うキーパーソンとはご本人に代わって意思決定等が出来る方の事)の有無について確認させて頂きます。

最近では「独居」「身寄りのない方」が増えている印象です。キーパーソンが居ない方、身寄りがあっても疎遠でキーパーソンと成り得ない方の場合は、金銭管理等の為に「成年後見人制度」の活用やその他の制度の活用状況について伺わせて頂ければと思います。

しかしながら、ご本人の体調が落ち着いている場合は、なかなか先の制度についても受け入れが難しい事も多いと思われます。制度申請から時間が掛かるところも課題ではありますが、いつそのような状況になっても良い様に事前から多職種で情報共有しておく事も大切です。

国が定めた難病を罹患されている方のうち、一定の重症度以上の患者が対象となる「難病受給者証」をお持ちの方がいらっしゃいます。受給者証を持つことで、指定難病の医療費の一部または全額が助成されます。また、所得に応じて、医療費の自己負担額に上限が設定されており、上限額を超えた分は、公費で負担される形になります。当院でも活用が可能な場合がありますので、該当する方はご提示をお願いしております。

※出典 東京都保健医療局

この他にも、ご本人が罹患されている病気によってさらに確認させて頂く事もございますが、ケアマネジャーの方から頂くアセスメントシートも貴重な情報源となりますので、是非共有頂けますと幸いです。

ご本人を取り巻く各種情報を共有していく事で、一緒に課題整理を行い、よりスムーズな支援に繋げていくことが出来ればと考えます。

今後ともどうぞ宜しくお願い致します。