【地域連携室】 信頼の言葉「ラポール」って?

あっっっという間に、季節は秋を混ぜ込んだ初冬ですね。

お鍋がおいしい季節でもあります。

今回のブログは、地域連携室のバンダナ相談員、井上が担当いたします。

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訪問診療を依頼される際に、当院では「相談員」が患者様ご本人やご家族等とお話させていただいています。

そして聞き取りした情報を基に「カルテ」を作成、初診までの準備、必要な手配を担っています。

                   

電話での聞き取りが主で、対応の方法は相談員により様々ですが、私が心がけ、理想としている事があります。

それは患者様、ご家族等と「ラポール(rapport)を作る」ことです。

語源はフランス語で「架け橋」という意味なのですが、一般的にラポールとは「親密な関係」や「信頼し合っている関係」とされ、お互いに信頼して打ち解けた状態を「ラポール形成」と呼んでいます。

平たく言うと「人と人との間に生まれる親密な関係」を指す言葉です。

ラポール形成の原理(3原則)というのがありまして、

 「あなたの考えや世界観を尊重したい」という気持ちを示すことで、具体的には「傾聴」です。

傾聴とは、相手から答えを引き出そうとするのではなく、相手が伝えたい事や言いたいと思っている声に真摯に耳を傾ける「姿勢」の事です。

                    

行動が同調すると一体感が生まれ、相手に安心感や好感を抱くようになります。

人間にも「似た者同士で集まりたい」という本能があります。類似性を見つけることで防衛本能が減少され、心の壁も薄まり安心感を抱きやすくなります。

                   

話し方、呼吸、精神状態などを相手のペースに合わせることです。

具体的な行動、たとえば話し方や視線などを相手に合わせることで、安心感や親しみを感じます。

                       

早い話、「お互い胸襟を開く」という事でしょうか。 (ちなみに恋愛にも応用できる原理だそうです)

これは、介護保険のケアマネジャーが利用者様に対しておこなう基本のコミュニケーション術である「傾聴」「受容」「共感」と同様かもしれません。

しかし・・・

『アナタの事を知らないのに、そんな胸の内を晒すようなこと、できないでしょう』

・・・と思われますよね。

初めてのクリニック、顔の見えない人と初めて話をする。 ・・・怖いし緊張もしますね。

私は電話で会話をおこなう際に、ケースBYケースですが見えなくても「笑顔」で話をすることにしています。

私たち相談員がお話を聞かせていただく中で、その高いハードルをできるだけ低くして、今後のお互いの距離を縮める事ができたら、患者様ご家族様とクリニックの関係が少しでも円滑になると信じています。