【地域連携室】当院でのSNS活用の具体例について

地域連携室の畑です。医療DXの波に乗り?当院でも患者様、ご家族様への支援をより手厚くできる様、地域連携室でも業務改革を進め、皆様と更に連携しやすい体制作りを目指しております。その一環として検討しているオンライン資格確認の導入、電子カルテ情報共有サービス、電子処方箋などが挙げられます。

今回は当院で実施しておりますSNS活用の具体例について、一例を紹介いたします。

当院では複数のSNSを活用しておりますが、その一つ通称「MCS」と言われるツールです。江戸川区医師会でも採用されています。

厚生労働省などのガイドラインに準拠したセキュリティ対策があり、医療関係者、患者様・家族様との安全な連携が可能なツールで、居宅介護支援事業所のケアマネジャー、訪問看護ステーション、訪問介護、福祉用具等の皆様との情報共有に活用しております。

一例として、訪問看護ステーションの皆様からの訪問後報告、画像添付の共有が可能であり、また当院主治医への処置指示や処方の依頼などをカルテや予定表ヘ転記することで院内で主治医、看護師への共有をスムーズに行うことができます。また当院からは関係者皆様へ共有したい診療時のご様子や申し送り事項も、一括してお知らせすることができ、双方の業務の効率化に役立てています。

当院では、診療の翌営業日に診療時の患者様のご様子、当院主治医のアセスメントや処方などの報告を行っております。報告書をPDFにし、MCS等のSNSで居宅介護支援事業所のケアマネジャーへ送付しております。また報告書の自動化を目指しており、調整中です。

我々地域連携室は患者様のご自宅へ訪問する医師、看護師が診療に集中できる様、初診までにご病状やご本人様、ご家族様の意向を伺い、出来る限りの情報収集を行います。また個人情報等に配慮したSNSの活用により関係者様より患者様についての必要な情報収集も同時に進めるため、診療前後での居宅介護支援事業所のケアマネジャーや訪問看護ステーション様とのスムーズな連携にSNSは必須のツールとなります。

しかしながら、SNSは送受信後すぐに確認ができない場合等あり万能ではないので、急ぎの報告や調整が必要な場合は、旧世代ツール?の電話が欠かせません。ペーパーレス化といっても、まだ双方FAXでの情報共有もありますので、電話、SNS、FAX等をフル活用して、皆様とつながり、患者様、ご家族様のためにベストを尽くすというのが我々地域連携室のミッションです。

これからも地域連携室の相談員は新旧ツール活用とチーム力で、縁の下の力持ちとして、日々進化していきたいと思います。

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