【地域連携室】相談員もセルフケアで心も元気に

こんにちは。あかり在宅クリニックの相談員畑です。

私たち相談員の仕事は「感情労働」と言われております。感情労働とは、怒りや悲しみなどの感情を表に出さず、楽しみや喜びなどの前向きな感情を表現することが求められる働き方で、1983年にアメリカの社会学者ホックシールドが、感情労働について「他者の感情状態を変化・維持することを目的とし、適切であるとみなす感情を声や表情あるいは身体動作によって表現し、そのために自分自身の感情を調整する労働」と定義されています(ウィキペディア(Wikipedia)より)職場によってはストレスチェックなどが定期的に行われ、私も以前勤めていた包括支援センターで半年に一度実施していました。

日々、お電話やメール等を通じて患者さんやご家族の思いに寄り添う中で、私たち相談員自身の心と体を整える「セルフケア」もとても大切だと感じています。今日は、私たちが実践しているセルフケアについてご紹介します。

相談員は、患者さんやご家族の訪問診療を始めることへの不安や病気の療養で迷い悲しみを持つご家族の思いに寄り添い、必要な情報をお伝えすることに多くの時間を使っています。また院内対応ではスピードと正確性のある連絡調整を求められるため、相談員自身ストレスを抱える場面も少なくありません。そんな時には、深呼吸をしたり、意識してゆっくり話したり、地域連携室内でお互いに相談することで心のバランスをとっています。

あかり在宅クリニックでは、医師・看護師・地域連携室・医療事務部・メディカルサポートと、職種を越えたチームで患者さんやご家族を支えています。日々朝、夕のミーティングで患者様について情報共有し、ツールを活用して随時最新の情報を共有できるように努めています。属人的な業務にならない様、できるかぎり院内で見える化し、一人で抱え込まず、ケースを共有し、仲間と話すことで安心感が生まれる様に感じています。

仕事が終わった後は、おのおの好きな音楽を聴いたり、ジムでワークアウトしたり、自然の中を散歩したり。「仕事以外の自分の時間」を大切にすることで、翌日からまた元気に働く力になります。私の場合ジョギングが趣味なので、休みの日には土手や葛西臨海公園を走って、海風を浴びながら「江戸川区っていいなー」と思いながらリフレッシュしています。

訪問診療を支えるには、相談員自身の元気も欠かせません。これからも「支える人を支える」という気持ちを大切に、チームみんな笑顔で頑張っていきたいと思います。

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