【十九浦院長】認知症サポート医として登録されました
2024年3月18日
皆さまこんにちは。
この度、私は認知症サポート医として登録されました。
認知症サポート医とは、
「認知症患者の診療に習熟しており、かかりつけ医への助言や支援を行い、専門医療機関や市町村等との連携の推進役となるための研修を修了した医師」
です。国立研究開発法人国立長寿医療研究センターが実施する研修を受けることで認定されます。
主な役割は
- かかりつけ医等の認知症診断等に関する相談・アドバイザー役となるほか、他の認知症サポート医との連携体制の構築
- 東京都医師会及び各地区医師会と地域包括支援センターとの連携づくりへの協力
- 東京都医師会及び各地区医師会を単位とした、かかりつけ医等を対象とした認知症対応力の向上を図るための研修の企画立案及び講師
などがあります。
認知症サポート医は、専門医療機関や地域包括支援センター等との連携の推進役となることを期待されていて、各地域において、認知症の発症初期から状況に応じて、医療と介護が一体となった認知症の人への支援体制の構築を図るのが役目です。
認知症の有病率は年齢とともに急峻に高まることが知られています。
現在、65歳以上の約16%が認知症であると推計されていますが、80歳代の後半であれば男性の35%、女性の44%、95歳を過ぎると男性の51%、女性の84%が認知症であることが明らかにされています(表1)。わが国は世界一の長寿国であり、認知症と共に生きる高齢者の人口は今後も増加し、2025年には高齢者の5人に1人、国民の17人に1人が認知症になるものと予測されています。
この地域でも益々増えていく認知症の患者様や御家族の生活が少しでもよりよい生活となるように、今まで以上のサポートができるよう精進してまいります。
今後ともよろしくお願いいたします。