【看護部】秋の乾燥シーズンに向けて:お肌の保湿ケアのすすめ

こんにちは、あかり在宅クリニック看護師の石田です。朝晩ひんやりしてきましたね。秋は過ごしやすい季節ですが、気温や湿度が下がることで「肌の乾燥」が気になる時期でもあります。今回は在宅療養中の方にもできる簡単な保湿ケアのコツをご紹介します。
なぜ秋は肌が乾燥しやすいの?
秋は空気が一気に乾燥し始め、さらに夏の紫外線のダメージが残っているため、肌のバリア機能が低下しがちです。
特に高齢の方は皮脂の分泌が減るため、かゆみや粉ふき、搔きこわしによる皮膚トラブルが起こりやすくなります。
保湿ケアのポイント3つ
①入浴・清拭のあとにすぐ保湿!
入浴や清拭の直後は、皮膚に潤いを閉じ込めるチャンス。
5分以内に保湿剤を塗ると効果的です。
乾いた肌に塗るよりも、少ししっとりしている状態で塗るのがコツです。
塗る量は塗った皮膚がしっとりするくらいが適量です。
②保湿剤は「こすらず、やさしく」
保湿剤を塗るときは、手のひらで温めて伸びやすくしてから優しく押さえるように。
力を入れすぎると、かえって皮膚を傷めてしまします。
背中や足など手が届きにくい部位は、ご家族やヘルパーさんにお願いしても良いですね。
③室内の温度と湿度もチェック
エアコンや暖房を使い始めるとさらに乾燥が進みます。
加湿器や濡れタオルを室内に置くなどして湿度50~60%を目安に保つと◎。
加湿はお肌だけでなく、喉や気道の健康にも影響します。
保湿剤の選び方
医師や看護師から処方された保湿剤(ヒルドイド、ワセリン、尿素クリームなど)がある方は指示通り継続使用をしましょう。
市販のものを使っても良いですが、お肌に合う合わないがあるので主治医や看護師に気軽にご相談ください。
最後に
秋から冬にかけては乾燥によるかゆみや皮膚トラブルが増える時期。
日々の小さなケアが快適な療養生活につながります。
あかり在宅クリニックでは訪問時にスキンケアのご相談も受け付けてきます。
お気軽に医師や看護師に声をかけてくださいね☺
