【看護部】高齢者のための熱中症対策
2024年5月11日
GWも終わり暖かく過ごしやすい季節となりました。
今年も懸念されるのが熱中症ですね。年々気温も上昇しており、多くの方が病院に搬送されていますね。熱中症について知っている方も知らない方も熱中症対策について見直しましょう!
▼高齢者の特徴
➊暑さを感じにくい
加齢により暑さやのどの渇きに対する感覚が鈍くなります。
➋体内の水分が不足しがち
高齢者は若者よりも体内の水分量が少ない上、体の老廃物を排出する際にたくさんの尿を必要とします。
❸身体に熱がたまりやすい
高齢者は体に熱がたまりやすく、暑い時には若者よりも循環器系への負担が大きくなります。
▼高齢者の熱中症の症状
➊ぐったりしている、吐き気がある
➋汗のかきかたがおかしい
❸めまい・たちくらみ・顔のほてり
➍筋肉のけいれん
▼熱中症対策
❶決まったタイミングで水分をとろう!
※疾患のある方は主治医へ水分摂取量を相談してください。
➋就寝前と起床時はかならず水分はとりましょう。
❸大量に汗をかいた時は塩分も忘れずに!
➍気温と湿度を確認しよう!
室温28度以下、湿度70%以下が理想です。
エアコンや扇風機を上手につかいましょう。
エアコンは朝までつけましょう。快適な環境にすることで睡眠の質は上がります。
➎激しい運動や気温が高いときはマスクを外して熱のこもりを防ぎましょう
❻日傘や帽子をつかって直射日光を防ぎましょう。
●東京都23区における熱中症の死亡者の状況(令和3年度夏)
約8割は65歳以上の高齢者で屋内での死亡者のうち
約9割はエアコンを使用していなかった!
▼参考サイト
お家で高齢者を介護される方への注意する点がまとめられています。