『退院後カンファレンス』~想いを繋ぐ支援~

茹だるような暑さが続きますが、皆様体調は如何でしょうか。

こんにちは、相談員の宮田です。

皆様は『退院後カンファレンス』という言葉をご存じでしょうか。

『退院前カンファレンス』という名前であれば、医療・介護関係者の方なら聞いた事や参加された事は有るかもしれません。

退院前にご本人の病状などを関係事業所と共有し、退院後の支援について検討する場ですよね。

では『退院後カンファレンス』とは…?

実は私も、いつも連携させて頂いている病院から提案頂いた時に、最初はあまり想像が出来ませんでした。※ケアマネ時代も参加した事はありません

病院から教えて頂いた内容で、簡単に云うと『退院後の患者様、ご家族様のご様子や療養状況の共有、病院側へのフィードバック』を目的としているようです。

方法は訪問診療時にウェブで病院と在宅を繋ぎ、リアルタイムで患者様やご家族の様子を共有する形です。

退院前のウェブ会議を、今度は在宅側から病院へ発信する流れになります。

※訪問看護事業所や支援されている事業所全員の参加も本来は検討事項のようですが、今回は時間調整の都合もあり、訪問診療のみで開催

当院としても初めての試みです。

時間の調整や開催のタイミング、ご本人の体調も考慮する必要もあります。

しかし、まずは大前提として、ご本人、ご家族のご理解と同意が無いと出来ませんが、この度は開催にあたって快く承諾して下さりました。

①病院の先生や看護師さん達と話すご本人とご家族(ワンちゃんも参加!)
②交流の様子(お子様の写真を見せていらっしゃいます)
③現在の病状や療養状況、また病院からの質問に対して説明する十九浦医師

個人的に開催前は

『どのような会議になるのか』

『ウェブが繋がらなかった場合はどうしよう…※一応前日にスタッフ間で練習しましたが』

『ご本人、ご家族はどんな想いをされるだろう』

といろいろな不安がありましたが、始まってからのご本人やご家族の笑顔や喜ぶ姿を目の当たりにして、それは杞憂であり、

『開催して本当に良かった』

と、その場に居ることが出来た事に感動していました。

開催後、病院の方からも開催出来た事のお礼と何より病院側のモチベーションが上がった事のお話を頂きました。

結果として今回の『退院後カンファレンス』は、それぞれの想いを繋ぐ支援だったのかな、と感じております。

貴重な、素敵な時間を作って下さった、そしてブログを載せるにあたり、快く承諾して下さった、ご本人様、ご家族様、そして病院のスタッフの皆様に改めて感謝申し上げます、誠にありがとうございました。

私の拙い文章でどこまで、お伝え出来ているか分かりませんが、今回の経験が次の支援に少しでも活かす事が出来るように努力していきたいと思います。

今後とも、どうぞ宜しくお願い致します。