【浅野医師】千葉県がんセンター緩和ケア病棟における音楽療法

みなさま、こんにちは。
あかり在宅クリニック医師の浅野涼です。
冷気強まる晩秋を迎えましたが、お元気でお過ごしでしょうか。

先日、千葉県がんセンターの緩和ケア病棟や、音楽療法に対する見学に当院の上原医師と伺ってきました。
今年7月に参加をしてきました第30回日本緩和医療学会学術大会で、千葉県がんセンターの緩和ケア医である藤里先生のご講演を拝聴いたしましたが、緩和ケア病棟における音楽療法に対する熱意に感銘を受け、この度ご挨拶にお伺いさせていただきました。

緩和ケア病棟の病床数は53床と、国内で最も多くの緩和ケアの病床を持つ病院の1つとのことでした。外来・病棟からのご入院も、在宅生活からのご入院も、幅広く迅速に受け入れていらっしゃると伺いました。
病棟カンファレンス、精神腫瘍科のスタッフさんとのカンファレンスにも参加させていただきましたが、みなさんとても優しく、終始温かな雰囲気を感じました。

藤里先生がなさっている音楽療法の見学もさせていただきました。
患者さんの聴いていらっしゃる姿に目を配りながら、患者さんのリクエストに答えていらっしゃる姿が印象的でした。藤里先生の穏やかで安心感を与える声のトーンでギターの弾き語りをされるお姿に、患者さんや職員さんが聴き入っていらっしゃる様子が非常に印象的でした。
私も地域のNPO法人様より寄贈されたというキーボードで2曲演奏させていただきました。

ご講演で拝聴をした音楽療法を、実際に患者さんやご家族に実行されている様子を見せていただき、自分なりに様々な発見や気づきがありました。
藤里先生、田口先生、坂下先生、半日ご案内をくださった吉村先生をはじめ、皆さま誠にありがとうございました。