【地域連携室】精神疾患、障害のある方の訪問診療①

こんにちは。地域連携室の田中です。

今日は障害のある方の訪問診療についてお話ししたいと思います。

当院では年齢、性別、疾患、程度を問わず通院が困難であれば訪問診療の対象です。身体、知的、発達、精神等の障害をお持ちの方の訪問診療も行っており、一例ですが気管切開後の管理や胃婁増設後の管理など、障害を持つ方が必要な医療を生活の中で継続できるように支援しています。

私は以前障害の分野で働いていましたが、その時にご家族やご本人から通院に苦慮されるという話をうかがうことが何度もありました。移動が難しく病院まで行くことが大変、待合室で長時間待つことが難しい、診察室に入ると不安で落ち着かなくなる、先生の話が理解できなかったり不安を感じてパニックになり暴れてしまう…等、心配事は様々でした。受け入れてくれる病院があるのかと不安に思われ、体調が悪くても病院に受診しない方もいらっしゃいました。

当院は訪問診療なので、医師と看護師が直接ご自宅へお伺いします。新しい場所が苦手な方は、慣れた環境で医師の診察を受けられることがメリットかと思います。お伺いする時間に少し余裕を持ってご在宅いただく必要はありますが、ご自宅でお待ちいただければ医師の診察や薬の処方を受けることができます。得意なことや苦手なことは皆様違うと思います。当院では一人一人に合った医療を提供できるよう、相談しながら対応させていただきます。

障害をお持ちで通院や病院受診でお困りのことがある方、また訪問診療に興味をお持ちの方がいらっしゃいましたら是非一度当院までお気軽にお問い合せください。