Q1　前職ではどんなお仕事をされていましたか？

前職は文京区にある就労継続支援B型事業所（障害のある方が日中軽作業をしながら過ごす通所施設です）で生活支援員をしていました。それ以前は北海道の胆振地方にある精神科病院で精神科ソーシャルワーカーをしており、精神障害者グループホームの世話人も兼務していました。

Q2　訪問診療の相談員になろうと思ったきっかけを教えてください。

以前働いていた病院では入院中の方の支援だけではなく、精神科訪問看護、認知症疾患医療センター、精神科グループホーム…等で地域に暮らす方の支援も行っていました。振り返ると大変な事も多かったですが、関わる方それぞれに個性がありとても楽しかったです。上京してまた病院で働こうと思った時、同様に地域の方の支援もできる場所があればと色々と調べるうちに訪問診療について知りました。私の住んでいた地域は訪問診療があまり普及していない地域だったため、医療度が高くてもご自宅で生活ができる事に驚きとても魅力を感じ、挑戦してみたいと思ったことがきっかけです。

Q３　仕事の中で嬉しかったエピソードを教えてください。

業務の中で様々な調整を行いますが、調整がスムーズに出来た時が嬉しいです。患者様・ご家族様にとって不利益がないよう支援を行うことが一番だと思っているので、上手く調整が出来ると良かったなと安心します。

Q４　大変だったエピソードを教えてください。

具体的なエピソードではありませんが、これまで精神科領域をメインにしてきたので、見ること聞くこと全てが新しく日々大変さを実感しています。自分自身にがっかりすることも多いのですが、同時に新しい学びが多く新鮮さを感じ楽しくもあります。今後もっと経験を積みたいですし、学び続けたいと思っています！

Q５　訪問診療の相談員という職業の印象を教えてください。

教科書的な知識はもちろん、より良い支援を行うために地域の情報も詳しく知っている必要があり、普段から色々な方向にアンテナを張っていると思いました。経歴は様々かと思いますが経験豊富な方が多いという印象です。また、他の医療機関と比べてスピード感を持って支援を行っていると感じます。

Q６　相談員として大切にしていることは？

これまで障害により気持ちや言動に波がある方と多く関わってきた経験から、患者様・ご家族の安心に繋がるようにどのような状況でもムラなく同じように関わることを心掛けてきました。在宅で療養されていると様々な不安を抱える事があると思うので、ここに相談すれば大丈夫…と思っていただけるような、安心に繋がる関わりを大切にしたいです。

Q７　あかり在宅クリニックの良いところを教えてください。

職種関係なく職員の皆さんが本当に親切で優しいです。入職当初から気にかけて声をかけてくださりとてもありがたく感じています。また、患者様にとって最善な医療を提供できるよう病院全体で関わっていると感じ、ケースで困った時にも一人で悩まずに相談しやすい環境だと思います。

Q8　訪問診療の相談員を目指している方へアドバイスをお願いします。

少しでも訪問診療に興味があれば、私のように未経験であっても人生は一度しかないので是非挑戦してみて欲しいです。私もまだ始めたばかりですがやりがいのある仕事だと思います。