【看護部】食事がもたらす効果について

こんにちは、看護師の加賀です。

あかり在宅クリニックに入職して7か月が経ち、まだまだ覚えることは多くありますが、職場の皆さんが優しく教えてくださるおかげで、一人でできる仕事も少しずつ増えてきた気がします。

先日、診察に同行した際に、主介護者である息子様がお母様に手作りの食事を作ってあげたいと仰っている場面に遭遇しました。お勤めをされており、忙しいながらも自分が作ってあげたいと思っていらしたことがとても素敵な事だと思い、食事がもたらす効果について考えてみました。

「食べること」は栄養を摂るということで、傷の治りを促進したりします。また、食べる時の咀嚼は、唾液の分泌を促し、口腔内の虫歯予防や口渇予防にもつながります。

厚生労働省の健康情報サイト(e-ヘルスネット)によると、

「食べる」ということは「食べ物を摂取する」あるいは「栄養を摂る」という意味だけには留まらない。精神的健康感にも大きく影響し、美味しい・楽しいといった充足感、あるいは食事を介しての家族や社会とのつながり等により自分自身を大切にしたい、自分自身が大切にされている、という自尊感情を得ることもできる。高齢期では活動的な日常生活を支える生きがい感ともなる。と記載されています。

身体的な健康のためだけでなく、精神的な健康にも影響することで、食べることは生きる上で大きな意味を持っているということが分かります。

お一人暮らしの方や日中家族が不在の方の様に身近に食事をつくる人がいなくても、配食サービスや介護ヘルパーの利用を受けられるように、調整をしてもらうことができます。

支えるご家族も介護を無理なく続けられるように、息抜きは必要です。

心配な事や気になる事があれば、担当ケアマネージャーさんに相談してみてください。